こんにちは。
美容大好き男子のPazuです。
初夏の候、新緑が美しい季節となりました。
6月は新しいことを始めるのに最適な時期です。男性美容に興味をお持ちの皆様に向けて、実体験に基づいた情報報を発信しています。紫陽花が咲き誇るこの時期、外見だけでなく内面からも輝けるような美容法やライフスタイルのコツをご紹介してまいります。梅雨の湿気に負けない肌ケアから、夏に向けた準備まで、幅広くカバーしていく予定です。
しかし今回も温泉に関する情報をお届けします。
今回紹介するのは和歌山県橋本市高野口町にある高野口乃湯です!
高野口乃湯 – 日本初の古民家銭湯
高野口乃湯は、和歌山県橋本市高野口町名倉に2024年12月26日にオープンした、日本初の古民家をリノベーションした銭湯です。明治時代から続く築130年の古民家を改修し、現代の快適さを兼ね備えた温浴施設として生まれ変わりました。高野山参詣の玄関口として栄えた歴史ある高野口の地で、地域コミュニティの再生と高齢者の居場所作りを目的として開設されました。

歴史的背景と立地
高野口乃湯が建つ建物は、旧名倉村の初代村長である小出稀兵衛氏の自宅だった建物で、質実剛健な造りが特徴的です。高野口は明治時代から高野山参詣の表玄関として多くの旅人を迎えてきた歴史があり、かつては旅館や飲食店が立ち並ぶ繁栄した宿場町でした。
JR高野口駅から徒歩1分という便利な立地にあり、駅前の歴史ある街並みの中に溶け込んでいます。この地域には葛城館などの明治時代の建築物も残されており、古い町並みや歴史の奥深さが感じられる環境です。


パズー
僕も行ったことが無いのですが、歴史的な建造物の
葛城館は今現在カフェとして運営しています。
すごく歴史を感じる建物ですね~。
建物の特徴とリノベーション
古民家銭湯として日本初の取り組みとなる高野口乃湯は、2棟ある建物のうち手前の木造平屋を改修して番台や脱衣所に活用し、もう1棟は取り壊してサウナと露天風呂付きの浴室を新築しました。古民家リノベーションの特徴として、できるだけ元の建物を残しながら現代の設備を融合させる工夫が施されています。

パズー
サウナに入るには別料金でした。
脱衣場のロッカーには花札のプレートがあしらわれるなど、古民家の風情を活かした装飾が随所に見られます。古民家特有のふすまも一部装飾に使われており、歴史ある建物の再生が実現されています。
お風呂の設備と特徴
浴槽の種類と温度
高野口乃湯では、地下から湧き出る天然地下水を使用した複数の浴槽が楽しめます。内湯には主浴槽と炭酸泉の2つがあり、主浴槽は40~41度、炭酸泉は38~39度程度に設定されています。露天風呂は42度で、月替わりの薬湯が楽しめます。

パズー
炭酸泉は正直2人入るとギュウギュウな感じです。
出来たら一人でゆったり入りたいですね。
お風呂はまだできたばかりな感じがあり、掃除も行き届いていて綺麗でした!
水質の特徴
最大の特徴は、シャワーまで全て地下水を使用していることです。お湯は柔らかく、塩素系の匂いがしないため、非常に快適な入浴体験が得られます。地下から湧き出す地下水により、深いリラックス効果をもたらします。
温泉ではありませんが、銭湯独特な雰囲気がどこかなつかしく落ち着く感じがしました。
サウナとととのい設備
サウナ室は木製で、30分に1回のオートロウリュが設備されており、温度は95度に設定されています。サウナ内には6名が収容可能で、椅子が5脚設置されています。
サウナは別料金でした。でも銭湯はもともとサウナは別料金。
水風呂は露天スペースにあり、深さ120cmの本格的な造りで、温度は15~17度と低めに設定されています。水深が深いため、しっかりと身体を冷やすことができます。しかし水風呂も2人入れるかなって大きさでした。
外気浴スペースも充実しており、インフィニティチェア5席とイス2席が設置されているため、サウナ後の「ととのい」体験が十分に楽しめます。水風呂よりもやっぱり外気浴が僕はおススメです!
水風呂はやっぱり冷たいw
料金と営業情報
入浴料は大人(12歳以上)490円、中人(6~11歳)170円、小人(6歳未満)100円と銭湯価格に設定されています。
サウナ利用の場合は追加料金が必要で、平日750円、土日祝800円となっています。
営業時間は午前10時から午後10時(最終受付21時30分)で、定休日は第2・第4火曜日です。駐車場は30台完備されており、施設から約170m南の専用駐車場を利用できます。

地域コミュニティへの貢献
社会的意義
高野口乃湯の開設には深い社会的意義があります。経営者の湯原直子さんは、コロナ禍で市内を散策した際に軒先で手持ちぶさたにしている高齢者を目にし、行政のコミュニティに入り切れていない人たちの存在に気づきました。風呂を沸かしたり浴槽を洗ったりすることに負担を感じている高齢者がいることも知り、「体だけでなく、心の衛生のためにも気軽に入れる銭湯が必要」と考えました。

パズー
👆このような考えがあって作られた銭湯だということを、この記事を書きながら初めて知りました。
健康効果とリラクゼーション
温浴の健康効果
銭湯での入浴には多くの健康効果があります。高温により血管が拡張し、心臓も強く動くようになることで全身の血流が促進され、血液循環が改善されます。体内の老廃物や毒素の排出も促進され、免疫システムの活性化も期待できます。
サウナの効果
サウナ浴では疲労回復と筋肉のリカバリーが促進されます。高温下で体内ではヒートショックプロテイン(HSP)が作られ、細胞の修復に役立ちます。また、皮膚の毛穴が開き汗をかくことで、余分な皮脂や老廃物が排出されやすくなり、肌質の改善も期待できます。
古民家活用の先進事例
日本初の取り組み
高野口乃湯は、古い古民家をリノベーションした銭湯はあるものの、古民家を銭湯にリノベーションした事例としては日本初となる画期的な取り組みです。空き家バンクから生まれた古民家銭湯として、地域の空き家問題解決にも貢献しています。
地方創生への示唆
古民家の再生・活用は地域活性化への好循環を生み出す重要な取り組みです。少子高齢化に伴う人口減少や過疎化に直面する地域が古民家を活かして地域の魅力向上を図る際の先進事例として、高野口乃湯の取り組みは注目されています。
まとめ
高野口乃湯は、単なる入浴施設を超えて、歴史と現代が融合した特別な空間です。築130年の古民家の風情を残しながら現代的な設備を備え、地下水を使った質の高いお湯と充実したサウナ設備により、心身のリラックスと健康増進が図れます。地域コミュニティの再生拠点として、また日本初の古民家銭湯として、新しい銭湯文化の創造に挑戦する意欲的な施設といえるでしょう。
美容大好き Pazu